Entries
オート三輪と屋台 【珊瑚HOナロー】
1980年代に珊瑚が発売したレイアウト向けアクセサリーの中から、ナロー向けとは限らないものの、軽便・ナロー好きの琴線に触れるアイテムということで、オート三輪2種と屋台をご紹介する。
オート三輪(ダイハツCO)

サーフェーサー仕上げの組立例。サイドミラーは未取付。 (製作:鵜飼健一郎)
発売初年:1984年
(広告:TMS448号['84年9月号] 写真・単品分売告知掲載/『通運事務所』の製品紹介:とれいん116号['84 年8月号])
発売当初価格:1,800円
本来はストラクチャーキット『通運事務所』(TMS443号広告初出)の同梱付属品だが、追って分売されたのがこれ。
ダイハツの三輪トラックとしては最末期のモデルとなる、『CO』型の10尺平ボディ2t車(CO10)がプロトタイプ。スケールは明示されていないが、1980年代に珊瑚から発売された16番用ストラクチャー各種(※)に合わせて1/80になっている(後述のミゼット、屋台も同様)。
キットの構成はホワイトメタル主体で、キャビンのドア、後輪泥よけ、サイドミラー、ステアリングホイール、ボンネット上のベンチレーターが洋白エッチング抜パーツ。
組立に当たっては、キャビンの窓ガラス貼付のためにドアは塗装後に接着するのがよい。
※:煉瓦積倉庫、貨物駅、詰所、通運事務所、給水塔(北海道型・古典型・一般型)。金属製模型メーカーらしく、いずれもエッチング加工やホワイトメタルを駆使した構成だった。

背面から見る。タイヤは回転しないがディテールは端正。

裏面のフレームやドライブシャフト周りもひととおり再現。

キットの袋(提供:須々木裕太)

エッチングパーツの状態。ステアリングホイール用真鍮線も同梱。

組立説明書。体裁はB6判。

塗装仕上げ作例(製作・撮影:今井貴裕)
ミゼット

仕上作例(製作:中部浩佐)
発売初年:1984年
発売当初価格:300円
1984年10月開催の『鉄道模型フェア』(日本鉄道模型連合会主催)出展の記念品として発売されたもの。
ダイハツの軽三輪車『ミゼット』の、いわゆる丸ハンドル2座の“MP型”を模してはいるが、キャビンのドアがあっさり省略されてしまっており、角度によっては古いバーハンドル型のようにも見える。
材質はほぼホワイトメタル製。前輪・ボンネットから荷台まで一体のシャシー、フロントウインドウ、屋根、キャビン背面、後輪(タイヤ+真鍮線のシャフト)というパーツ構成である。

背面から見る

『模型ショウ記念製品』と謳われている製品の台紙。
屋台

発売初年:1983年
発売当初価格:400円
リヤカー式の屋台店のキット。1983年夏の『日本鉄道模型ショウ』出展の際の記念品。
パーツ構成は本体、屋根、食器棚、ハンドル、タイヤがホワイトメタル、車軸と背面食器棚の差し掛けが真鍮。

背面より見る

下面より見る。車輪はホワイトメタルの輪と真鍮線のシャフトによる割り切った表現。

キットの袋。台紙には品名が明記されていなかった。(所蔵:飯塚完治)
オート三輪(ダイハツCO)

サーフェーサー仕上げの組立例。サイドミラーは未取付。 (製作:鵜飼健一郎)
発売初年:1984年
(広告:TMS448号['84年9月号] 写真・単品分売告知掲載/『通運事務所』の製品紹介:とれいん116号['84 年8月号])
発売当初価格:1,800円
本来はストラクチャーキット『通運事務所』(TMS443号広告初出)の同梱付属品だが、追って分売されたのがこれ。
ダイハツの三輪トラックとしては最末期のモデルとなる、『CO』型の10尺平ボディ2t車(CO10)がプロトタイプ。スケールは明示されていないが、1980年代に珊瑚から発売された16番用ストラクチャー各種(※)に合わせて1/80になっている(後述のミゼット、屋台も同様)。
キットの構成はホワイトメタル主体で、キャビンのドア、後輪泥よけ、サイドミラー、ステアリングホイール、ボンネット上のベンチレーターが洋白エッチング抜パーツ。
組立に当たっては、キャビンの窓ガラス貼付のためにドアは塗装後に接着するのがよい。
※:煉瓦積倉庫、貨物駅、詰所、通運事務所、給水塔(北海道型・古典型・一般型)。金属製模型メーカーらしく、いずれもエッチング加工やホワイトメタルを駆使した構成だった。

背面から見る。タイヤは回転しないがディテールは端正。

裏面のフレームやドライブシャフト周りもひととおり再現。

キットの袋(提供:須々木裕太)

エッチングパーツの状態。ステアリングホイール用真鍮線も同梱。

組立説明書。体裁はB6判。

塗装仕上げ作例(製作・撮影:今井貴裕)
ミゼット

仕上作例(製作:中部浩佐)
発売初年:1984年
発売当初価格:300円
1984年10月開催の『鉄道模型フェア』(日本鉄道模型連合会主催)出展の記念品として発売されたもの。
ダイハツの軽三輪車『ミゼット』の、いわゆる丸ハンドル2座の“MP型”を模してはいるが、キャビンのドアがあっさり省略されてしまっており、角度によっては古いバーハンドル型のようにも見える。
材質はほぼホワイトメタル製。前輪・ボンネットから荷台まで一体のシャシー、フロントウインドウ、屋根、キャビン背面、後輪(タイヤ+真鍮線のシャフト)というパーツ構成である。

背面から見る

『模型ショウ記念製品』と謳われている製品の台紙。
屋台

発売初年:1983年
発売当初価格:400円
リヤカー式の屋台店のキット。1983年夏の『日本鉄道模型ショウ』出展の際の記念品。
パーツ構成は本体、屋根、食器棚、ハンドル、タイヤがホワイトメタル、車軸と背面食器棚の差し掛けが真鍮。

背面より見る

下面より見る。車輪はホワイトメタルの輪と真鍮線のシャフトによる割り切った表現。

キットの袋。台紙には品名が明記されていなかった。(所蔵:飯塚完治)
- 関連記事
スポンサーサイト
0件のコメント
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://kurikuraz.blog43.fc2.com/tb.php/77-d4ded21b
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)