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【珊瑚HOナロー】 沼尻DC12(I)

■沼尻DC12(I)

a8_dc121kan_kata_R0047286.jpg
▲塗装済完成品。ヘッドライトが前後とも省略されている一方で、端梁には凝ったゼブラ塗装が施されていた。(所蔵:服部英之)

発売初年:1974年
(広告:TMS309号['74年3月号]発売予告初出、315号['74年9月号]初出/326号['75年8月号]製品紹介掲載)
発売当初価格
未塗装完成品:5,800円(1974年発売)
ベースキット:4,000円(1975年発売)
未塗装キット:5,200円( 〃 )
塗装済完成品:6,900円( 〃 )
付属パーツ:  200円( 〃 )

客車に遅れること1年、1974年にお目見えした沼尻鉄道のディーゼル機関車の製品。
同社としては“ダックス”に続くHOn2-1/2の動力車だが、純粋な日本型の機関車という意味では初の製品といってよい(ちなみに乗工社の『B型コッペル』は'74年末頃追って登場)。
プロトタイプは日本硫黄沼尻鉄道(→日本硫黄観光鉄道→磐梯急行電鉄)のC型ロッド式12t機。1954年に、協三工業にて蒸機の改造名義でDC121・122の2輛が作られ、同線廃止のときまで主力を務めた。

上回りはボンネット、前方右側のコンプレッサーカバーとキャブが真鍮エッチング+プレス、ラジエターグリルはドロップ。床板はエッチング+プレスの網目板に端梁・側板をハンダ付する。キャブ下の蓄電池箱とステップはプレス抜き。エアータンクは挽物の本体にバンドを表現した取付板をビス留めする構造。
フレームはプレス一体成型、動輪はφ7の片絶プレートに洋白製のサイドロッドの組合せで、キットでも組立済となっていた。ホイールベースは11mm+11mm。
モーターはマブチのキャラメル型をキャブ内に縦置きし、第3動輪のM0.4・13枚歯ヘリカルにウォーム直結、ロッドで残2軸に連動する。
車体のディメンションに関しては、全幅がスケールよりやや広い。スケール通りだと21.3mmだが製品は23mm。一見キャラメルモーターの幅に合わせたようにも思えるが、実際にはキャブ内法でホルダーを含めたモーター幅に対し2mm程度の余裕がある(キャラメルの幅ギリギリの設計になっている乗工社のPUシリーズがおしなべて最低車体幅20mm)。むしろ、床下のエアータンクと動輪クランクピン頭のクリアランスを確保した結果だったのかも知れない。

車体のディテールは、キット・完成品ともにヘッドライトすら付いておらず、そのかわり『付属パーツ』と称するディテールアップパーツのセットが別売で用意されていた。中身はヘッドライト、ブレーキシリンダー/テコ、キャブ庇、手スリ用の真鍮線で、いずれも本体側の取付孔は自分であける必要があった。

走行性能は、残念ながら芳しいものではなかった。基本的にはキャラメルモーターの低性能に因るところが大きかったが、この製品の場合ロッド連動であることやフレーム孔精度のバラツキもそれに拍車をかけていた。(↓参考動画:本項にて写真掲載した製品現物の走行シーン)




塗装済完成品の塗色は、写真でお目にかけるように上回りがコゲ茶(ブドウ色)、下回りが黒というものであり、濃紺一色塗りであった実物とは異なる。
余談ながら、沼尻DC12は追って1979年に中西工房製造・珊瑚発売にてOナロー(On2-1/2)でも製品化されたが、そちらも完成品はコゲ茶一色で塗られていた。一方、印刷物に載った実物のカラー写真においては、実車が土埃や錆で薄汚れているところに、昔のフィルムの色再現性や製版の稚拙さも手伝って、一見コゲ茶か黒に見えるケースが多く、そういった影響からか、長らく(筆者も含め)“沼尻DC12の塗色はコゲ茶”と認識しているモデラーは少なくなかった。
いずれにしても、製品化では先陣を切った珊瑚のDC12の完成品が、どのような経緯でこの色になったのか興味深いところではある。

この初代DC12は、'70年代末頃には在庫切れとなり、再度の供給は'87年に動力装置の全面改良型(=II)登場まで待たねばならなかった。

a8_dc12_htr_R0047290.jpg
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▲完成品を斜め上・背面から見る。
手スリはキャブ背面のみに付いていた。カプラーの取付台座は、同社の朝顔形使用を前提にしているためかネジ孔位置が中央寄りに引っ込んでおり、画像の個体のようにケーディー#1025をそのままビス留めするとナックルの首振りに支障が出てしまう。

a8_dc121_bunkai2_R0047322.jpg
▲完成品を一通り分解した状態。ボンネット内にコの字状のウェイトが嵌めてあるのが判る。フレームとエアタンクは黒メッキ仕上げ。床板中央2本のボスとカプラー台座は特殊ビスとなっていて、前者はフレームの位置決めと動輪押さえ板取付の雌ネジを兼用、後者は、後方のそれが上回り/下回りの固定ビスを兼ねる。

a8_dc121_motor_R0047308.jpg
▲この製品を含め当時珊瑚や乗工社などの製品にさかんに使われていたマブチのキャラメルモーターは、筐体に固定用のネジ孔がなく、端子にもラグ板を備えていなかったため、どの製品も車体への固定と配線には独自の工夫が見られた。DC12の場合は、モーター保持は床板にハンダ付けしたプレス製のモーターホルダー(後発のガソ101も共通)に挿し込む形をとり、端子への通電も燐青銅板のプレス加工による導電板を巧みに組み合わせている。写真右側端子が床下の絶縁側集電ブラシに通じており、左側端子が車体アース。


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▲組立説明書。『Aキット』は車体組立済キット、『Bキット』はいわゆるバラキットを指すが、珊瑚ではのちに前者を『未塗装キット』、後者を『ベースキット』と称するようになる。また、本文の記述から、ウォームがモーターに打込み済であったことや、Bキットの方にはボンネット取付ステー位置決め用のアルミ製治具が同梱されていたことが判る。(所蔵:小泉宣夫)

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▲木目の蓋に橙色の手書き品名ラベル貼の箱。ラベルに記載はないが中身はAキットで、1975年8月購入との由。(所蔵・撮影:小泉宣夫)
箱はこれ以外に小豆色の蓋や品名がスタンプ捺の事例もあった。

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a8_sango_ai_DC12parts_tr.jpg
▲当時別売されていたディテールアップパーツセット『DC12付属パーツ』のパッケージと、同梱の説明イラスト拡大。(所蔵:平田邦彦)
セットの内訳はヘッドライト、キャブ庇、ブレーキシリンダーとテコ、手スリ用の真鍮線。

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▲ヘッドライトは挽物製だが、リムの表現がない簡素なもの。これは現行品(DC12II・ガソ101II)でも変わっていない。


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▲フレーム不良のジャンクで入手した機体を、実物通りの濃紺色で仕上げたレストア例。足回りはNゲージの蒸機(Lifelike社製Cサドルタンク)を流用且つDCC化、上回りはボンネット上の点検蓋を別貼りにしたのとモデルワーゲン製のヘッドライト/ナンバープレートを付けた以外はそのまま。(製作:中部浩佐)


upload:2011.2.1
update:2011.5.21
(画像追加)
update:2011.8.24(ヘッドライト拡大画像差し替え)
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